花飯旅Book_おり子日月抄

シンプルでゆったりした人生を目指すも、実は難しい。日々の思いをつらつら綴っています。

いい人の定義

昔、勤めていた会社の同僚(今はお友達)とお昼を食べたときに話題になったこと。

 

「いい人」の定義って、どういうこと?

 

彼女の職場に、周囲からいるゆる「いい人」と言われている人が、同じグループにいるらしい。

 

その人は、朝早く出勤して、夜遅くまで会社にいる。

 

なんでも仕事を引き受けるので、会社の人達は、その人を重宝がって「いい人」と評価しているらしい。

 

しかし元同僚の感じ方は、違う。

 

なぜなら、その人の「いい人ぶり」は、結局のところ自己満足で、元同僚にとっては「迷惑」な部分が多いからと言う。

 

それで、元同僚と「いい人の定義」って、なんだろうねという話題になったのだ。

 

おりこは、あまのじゃくでひねくれ者なので、周囲が「あの人いい人だよ」と言われても、簡単に信用しない。

 

いい人と判断するのは、人ではなく、「この私」だからだ。

 

ちょっと禅問答みたいなことを言ってしまうけれど、「いい人」とは「頭のいい人」と、おりこは考える。

 

頭がいいから、いい人になれるし、いい人だから、頭がいいのだ。

 

このヒントは、昔おりこが勤めていた建機の会社の役員さんが教えてくれた。

 

元上司は、「世の中で、頭のいい人なんてほんの数パーセントしかいませんよ。大抵の人は、自分の事を頭がいいと勝手に思っているだけです。だからオリコさんは、(新しいの職場で)どうか自分を貫いてください」と、エールを送ってくれた。

 

いわゆる「偏差値と学歴が高い」会社に転職したオリコは、自分と周りとのあまりの違いに驚愕し、コンプレックスに陥った。

 

上司が私に向けてくれた言葉に、おりこがどれだけ救われたか計り知れない。

 

そういうわけでオリコは、いい人(頭のいい人)というものは、簡単に身近にいない。とても貴重な存在であるということを、知ったのです。

 

周りの評価ではなく、自分がどう思うか。それが自分にとって重要であることを教えてくれたのは、頭の良い上司でした。